骨折治療は次のステージへ

3Dギプスは骨折治療の技術革新です

犬の橈尺骨骨折は3Dギプス治療で治せます

お知らせ

  • 当院で診察を行う犬猫はマダニ駆除を必須とします。
  • 闘犬(ピットブル、土佐犬、ブルテリア、ドーベルマンなど)や攻撃性がある大型犬の診療はお断りしています。

犬の骨折治療が変わります

小型犬の細い橈尺骨骨折は手術やその後の管理が難しく治すのが難しいとされています。そこで当院は2018年に犬の細い橈尺骨の骨折に特化した治療として3Dギプス治療法を確立しました。骨折した足に完全にフィットする3Dギプスを装着させて歩行による負荷で骨折を治します。小さな小型犬の細い骨でも骨折は治せます。現在は全国から来院があり治療数は350件を超えました。また、他院の獣医師に実習と講習を行っており全国各地への普及に努めています。

3Dギプス治療法の特徴

  1. 運動制限なし
  2. 手術なし
  3. 最短日数で太く強く治る
  4. 治癒日数が予測できる

3Dギプス骨折治療法に関する臨床研究を国際誌に投稿しました

当院では、トイ犬種に多発する橈尺骨骨折に対し、独自に開発した3Dギプス治療法を2018年より導入しています。本研究成果は、国際学術誌 MDPI “Animals” 特集号「小動物骨折治療の最先端アプローチ(Advanced Management of Small Animal Fractures) に投稿中であり、現在、英語校正および査読準備段階にあります。当院では今後も、科学的根拠に基づいた治療法の確立と臨床応用の拡大を目指し、3Dギプス治療の研究と臨床教育を継続してまいります。 

Clinical Study on the 3D Cast Fracture Treatment Method Submitted to an International Journal

Ishijima Animal Hospital has developed a patient-specific, custom-made three-dimensional (3D) cast therapy for distal radial–ulnar fractures in toy-breed dogs since 2018.
This non-surgical treatment provides stable immobilization while permitting functional weight-bearing, thereby promoting natural bone healing through physiological loading.Between 2019 and 2025, a total of 191 limbs (179 cases) were analyzed to establish an age-stratified model of fracture healing.
Sequential radiographs enabled continuous visualization of callus formation and cortical remodeling,
revealing clear, age-dependent differences in healing dynamics.

The findings were submitted to the MDPI journal Animals (Special Issue: “Advanced Management of Small Animal Fractures”),and are currently undergoing English editing and peer-review preparation.

Our hospital will continue its efforts to advance evidence-based, minimally invasive treatment approaches
and to promote the clinical dissemination of 3D cast therapy in veterinary orthopedics.


手術後のトラブル

手術回数や時間の経過に比例して骨は弱くなりますので早期に相談してください。

手術後の癒合遅延の原因はインプラントによる応力遮蔽と骨髄の血流阻害です。プレート固定による応力遮蔽では、手術後に年月が経ってからプレート下の橈尺骨の骨密度の低下や消失が顕在化します。インプラントによる骨髄血流の遮断では海綿骨が消失して皮質骨だけの骨になり、犬がジャンプしただけでも容易に再骨折します。二次診療施設で行なった手術でも例外はありません。


当院をご紹介いただく先生、動物病院さまへ

骨折直後の処置で治癒期間に影響がありますので、できるだけ早い日数での来院を指示してください。また、当院でもレントゲンの撮影を行います。

来院の流れ

連絡先

診察時間内なら電話連絡の方がスムーズです。時間外はメールでお願いします。

電話 04-7146-1047

メール ishijima2013@gmail.com

診察時間

アクセス

千葉県柏市豊四季130-22

    >いしじま動物病院3Dギプス骨折治療センター

    いしじま動物病院3Dギプス骨折治療センター

    院長、獣医師 石嶋茂夫
    千葉県柏市豊四季130-22

    保管業
    登録番号,第12ー2ー26号、登録,平成24年12月12日、有効期限,令和9年12月11日、 動物取扱責任者,石嶋茂夫